医療白衣というと、真っ白な生地が特徴で、清潔感がたっぷりなものという印象があります。一般的なものはやはりフロントをボタンで開け閉めすることのできるタイプでしょう。白くて長くてすっきりとしたボタン付きのコートが一番見慣れているものです。お医者さんのイメージだとこのロング丈のドクターコートが多いでしょう。ですが、実際の現場ではボタンを開閉している手間が惜しまれるくらいに逼迫した状況になることも多く、ボタンを留めずに着用している医療従事者がほとんどです。するとフロントがいつも開け放たれた状態になり、診察時などはそれでも大丈夫ですが、ウィルスやさまざまな汚染物質などとも向き合う現場ですので、できれば身体を保護する意味でもあまり放っておくことはおすすめできません。そこで、最近流行ってきているのがジップタイプのドクターコートです。雨の日などにはジップタイプのバッグがどうしても必要になるなど、ジップはボタンあきと違って隙間なく閉めることができるのでとても重宝されます。隙なく閉められるという特徴は、水分などの液体を扱うような機会も多い医療の場においては特に必要な要素でしょう。ジップタイプのドクターコートはボタンを使用する代わりにフロントをジップで開け閉めできるような仕様になっています。とっさのときにも瞬時に脱着することができますし、普段開け放っておくこともできますのでさまざまな場合に活用することができます。デザインは、ハーフコートや少し着丈の長めのものなどもありますが全体にスポーティーな印象になります。ジップは好きな分だけ開けておけますので、半分だけ開け放ち、インナーを見せることで個性的な着こなしもできます。